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チェーンが擦れる弛み    v6.00 (2014/06/24)

 

各社 ペダルを漕いだ時周期的に「カサッ」というチェーンが擦れる音がする/チェーン弛み

【機種】

各社製 自転車

【概要】

「ペダルを漕いだ時の駆動力を後輪に伝える『チェーン』の張りで弛(たる)みが大きい事が原因で、チェーンがチェーン・カバーに当たっていたり擦(こす)れる状態になっていると、ペダルを漕いだ時に周期的に「カサッ」というチェーンが擦(こす)れる音がする」ことからの復元
 

【症状】

自転車が前進するようにペダルを前踏みで漕いだ時に、チェーンがチェーン・カバーに擦(こす)れる「カサッ」音が周期的に聞こえる。
     [自転車が前進する方向にペダルを踏ん(前踏み)で漕いだ時には、ペダル軸歯車と後輪軸歯車に掛けられているチェーンの上側がピンと張るので、チェーンの弛みが大きいとチェーンの下側が下方向に下がり、チェーンがチェーン・カバーに当たっていたり擦(こす)れたりする状態になり易い。]

自転車が前進するのと逆方向にペダルを踏ん(後踏み)で漕いだ時には、チェーンがチェーン・カバーに擦(こす)れる「カサッ」音が聞こえる事は無い。
     [自転車が前進するのと逆方向にペダルを踏ん(後踏み)で漕いだ時には、ペダル軸歯車と後輪軸歯車に掛けられているチェーンの下側がピンと張るので、チェーンがチェーン・カバーに当たっていたり擦(こす)れたりする事は生じない。]


【修理方針】

自転車はチェーンの張り具合を調節出来るような構造で作られているので、チェーンの弛みが大きい場合は弛みが小さくなるようにしてやります。
     [ペダル軸歯車と後輪軸歯車間の距離を調節出来るので、両歯車を引き離すように調節してやればチェーンの弛みが少なくなります。]


【修理難易度】   ○容易   普通    やや難   かなり難

特に何らかの特別な知識が必要な訳でも無く、必要なのは単なる慣れだけです。


【修理必要工具等】

モンキーレンチ(大又は中サイズ)

プライヤー又はペンチ

大バール(L字型釘抜き)又は金槌(かなづち)

クレ CRC 5−56(錆び取り潤滑剤、サラサラした油で代用可能な場合あり)


【修理手順】

§1 普通に駐輪してある状態で、先ず後輪車軸のナットが外せるかどうか、確認します。

モンキーレンチ(大又は中サイズ)で車輪を止めているナット類が回せるかどうか確認します。

古い自転車でナットが錆(さび)付いてしまっていて回らない場合は、ナットと車軸ネジの隙間部分(噛み合っている部分)に油を注して暫く時間を置いてから再度回せるかどうか試みます。
    [油はサラサラした粘度の低いものなら自転車油でもミシン油でも灯油でも良く、サラサラしたものの方が隙間部部に入りこみ易くて良いでしょう。
    錆び付きが酷く油を注したぐらいでは回らないという時は、「クレ CRC 5−56」(錆び取り潤滑剤)をナットと車軸ネジの隙間部分(噛み合っている部分)にスプレーして暫く時間を置いてから再度回せるかどうか試みます。
    1度のスプレーでうまく回らなければ何回か時間を置いて繰り返してみます。]






----  続く (請うご期待!) ----
 

あとがき

灯油で代用しましたが、油注しの効果はてき面で「ガリッ」とか「ガキッ」とかいう嫌な音は直ぐしなくなり、ペダルの空回りもしなくなりましたので、取敢えずこのまま様子見に。

外の家の脇に野ざらしで駐輪していて雨に当たる為、灯油で代用した場合1ヶ月くらいで前輪軸受から又「ガリッ」音が出るようになってしまいましたから、油注しの間隔が伸びるようにするには雨ざらしを避けるか灯油代用しないでちゃんと自転車用とされている油かもっと粘度の高い油で代用すべきでしょう。

    [ドロッとした粘度の高さではサラダ油で代用した方が良い。]

ペダルが重く、走行スピードを速く出せないのはさほど改善していないようだった。

又、駐輪用スタンドの動きが重く、駐輪操作すると大きな摩擦音がしていたので、動きに関連して擦れ合うような個所に代用灯油を注してみましたがさほど改善効果は無かった。
    [駐輪操作の動きに関連して擦れ合うような個所が錆びずにピカピカに光っている所があったので、後日そこの部分にグリースを薄く塗布。]



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