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                              ＴｏＮＩｘ  Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ

道標： トニックス トップ＞パソコン関連＞ネットトラブル＞悪質迷惑メール手口＞

本ページの一部用語についてはインターネットの特性を考慮して、
クイズのように隠したり意図的に細工したりして表記している部分が
有りますが、パズルを解くつもりで頭を働かせてお読みください。
（文字化けでは有りませんので、念の為）
（参照： トニックス トップ＞天下のご意見番＞つつ■抜け＞ ）


このページのかっこ（【　】）でくくった下線付き文は「ページ内ジャンプ」
のリンク指定をしていますので「ページ内ジャンプ」機能に未対応の
ブラウザソフトをご使用の方はクリックしても表示位置を正しく変えませ
んので目的の本文部分までスクロールして御覧ください。
（参照： トニックス トップ＞よくある質問ＦＡＱ＞ ）


まえがき

これは筆者がホームページを開設公開し、検索エンジンやサイト紹介メールニュースに登録した時や業界年鑑（名簿）にメールアドレスを公開した時の体験を基にしています。


本　文（敬称省略）

ホームページを公開すると、ホームページ上に公開したメールアドレス宛に広告メールが送りつけられるようになります。

検索エンジン登録無料サポート「さぶみっといっと」には登録数の少ない無料版と登録数の多い有料版が有りますが、今回は無料版の利用でロボット型検索エンジン８つ、ディレクトリ型検索エンジン７つへの登録を試みました。

２００２年１２月１２日に新設公開したホームページ（ＨＰ）を１２月１５日２３：００過ぎに同「さぶみっといっと」を利用して検索エンジンに登録したら、早いものは１２月１６日以降早速検索エンジン主催者側から登録完了通知メールや新着情報として新規公開ＨＰのＵＲＬがサイト紹介メールニュース「Net　Office　Nakai」に掲載され、配信されて来ました｡

すると早速４件のＨＰアクセス（ＨＰ上に設置したアクセスカウンタで確認）が有りましたので、どうやらこのサイト紹介メールニュース「Net　Office　Nakai」を見てアクセスして来たようです。

ところが検索エンジン登録の効果に喜んだのも束の間、直ぐにＨＰ上に公開したメールアドレス宛に４社（国内３社、韓国１社）から広告メールが舞い込みました｡

その内の国内１社だけは発信元アドレスや返信先アドレスをころころ変えて平均３日に１通のペースで送りつけて来るようになりました。


２００２年７月以後、日本では特定電子メール送信適正化法（迷惑メール防止法）で相手の承諾を得てない段階で広告メールを配信する場合にはメールのＳｕｂｊｅｃｔ欄の頭に「未承諾広告※」を表示すると共に、メール本文の冒頭で「＜送信者＞」を表示して送信者名を明らかにした上で、受け取りを希望しない時の連絡方法をそれに続けて表示しなければならないことになっており、これに違反しているメールが送られて来た場合は同法所管官庁へ通報するよう呼びかけています。


しかし、さすがに韓国からの韓国雑貨販売広告メール（一応、日本語メール）はこの日本の法律を知らずこのルールに則っていませんでしたが、配信停止してもらう為にSubject欄とメール本文冒頭に半角文字英文で日本発、日本語で書くことを明記した上で、以下日本語で「韓国からに限らず、当社製品に関わりの無いメールはお受けしておりません。」として今後配信しないように丁重に申し入れると共に、日本では未承諾広告メールを配信する時のルールが有ることをお教えし、併せて当メールアドレスをどのように入手されたかを問い合わせましたが、メールアドレスが何処かに流出している訳では無くＨＰのＨＴＭＬ文書からメールアドレスを抽出するプログラムを使用したとのことでした。

国内３社は一応、迷惑メール防止法に則った形式にはなっていましたが、内１社は発信元アドレスや返信先アドレスをころころ変えて平均３日に１通のペースで送りつけて来ていましたから本当に配信解除する意思が有るかどうか疑わしいものでした。

韓国１社と国内２社については配信解除要請のメール送付後、広告メールが再び送られてくるような事は有りませんでした｡


一方、業界年鑑（名簿）等に会社のＦＡＸ番号や電子メールアドレスを公開すると、今までＤＭ（ダイレクト・メール）として郵便で送っていたような勧誘カタログ類が経費削減でセールスＦＡＸやセールス電子メールに置き換えられて、こちらが望まないのに送り付けられるようになります。

必要が有ってこちらから問い合わせてその結果として送って貰ったものなら何の問題も無く受け取りは苦にもならないのですが、ＦＡＸや電子メールは受け取る側にＦＡＸ用紙代やメール受取り電話代等の経費が発生しますから、こちらが望まなくて勝手に送り付けられた場合には何故こちらが金を使って受け取らなきゃならないんだと腹立たしくなるものです。
　（会社のＦＡＸとして自宅のＦＡＸを兼用で使用している場合は、ＦＡＸ番号公開に注意を要します。
　　多くの相手に同報発信する時程特にそうですが、電話代の安い夜間に発信するようにセットする事が多く、自宅兼用のＦＡＸ番号を公開してしまうと寝静まった時にＦＡＸの呼び鈴で叩き起こされる羽目になります。）

同じ勝手に送り付けてくるものでも、郵便物ならこちらの腹は全く痛まないし、印刷物代や郵便料金等きちんと負担した上で、受取人に一切の負担を掛けずに済むようにとの商売人としての誠意を感じられますが、自己の経費が削減出来れば相手に負担が発生しようと知ったこっちゃないという輩からの望まないＦＡＸや電子メールはハタ迷惑以外の何物でもありません。

又こういう迷惑ＦＡＸや迷惑メールは、年何回か定期的に送り付けられがちです。

アダルト・グッズ販売関係の業者が名簿図書館なる名簿屋から業界年鑑（名簿）を手に入れて、そこに公開されている会社メールアドレスにいかがわしいアダルト・グッズ販売勧誘のメールを送り付けるようになりました。

会社アドレスであろうとメールチェックするのは担当者個人だから、その担当者個人にセールス出来れば構わないとばかり、メールアドレス持ち主が会社だろうと個人だろうとお構いなしに送り付けるようになっています。

エロい女性を装ったり、健康や困り事の相談受け付けを装ったり、同窓会を装ったりと、こういうのを週に１２・３通、毎週送り付ける悪質迷惑メール業者もいます。


《　悪質迷惑メール業者の手口例　目次　》

【　手口１：発信人として有名サイトの広報部門を装う（'05/04/17）　】

【　手口２：発信人メールアドレスや返信先メールアドレスをころころ変えて「メール配信解除要請メール」を受け取る気が無いか、受け取ってもメールアドレスの有効確認にしか利用しないで配信解除しない（'05/04/17）　】

【　手口３：表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）に発信人としてエロい女性を装ってそのように連想するような文言を使う（'05/04/17）　】

【　手口４：表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）にメールのやりとりしていたかのように装ってそのように連想するような文言を使う（'05/04/17）　】

【　手口５：表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）に健康や困り事の相談受け付けを装ってそのように連想するような文言を使う（予告） 】

【　手口６：表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）に同窓会案内を装うような文言を使う（'05/04/17）　】

【　手口７：連絡先電話番号を明らかにしていなかったり、連絡先電話番号に携帯電話の番号しか明らかにしていない（'05/04/17）　】

【　手口８：見るように勧めているホームページアドレス（ＵＲＬ）に貴方のメールアドレスを埋め込んでおいて貴方からのアクセスが有った事を知る（'05/04/17）　】

【　手口９：見るように勧めているホームページアドレス（ＵＲＬ）に意味の無い数字を幾つか組み合わせただけで記憶に残りにくいようにしている（'05/04/17）　】

【　手口１０：表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）に訳の分からない意味不明な記号を羅列したり、意図して文字化けを起こす文字を表示させる（'05/06/20）　】

【　手口１1：表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）に怒りや脅迫めいた文言を表示させる（'06/01/29）　】

【　手口１2：表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）にユーザ（顧客）からの苦情申し出を連想させる文言を表示させる（'06/01/29）　】

メール表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）に「未承諾広告※」を表示すると共に、メール本文の冒頭で「＜送信者＞」を表示して送信者名を明らかにした上で、受け取りを希望しない時の連絡方法をそれに続けて表示して、一見法令遵守しているような体裁になってはいますが、例えば以下のような発信人メールアドレスの使い分けで迷惑メールを日替わりで送り付ける悪質迷惑メール業者がいます。

ｉｎｆｏ＿ｓｓｔ＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ
ｉｎｆｏ＿ｓｓｓ＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ
ｉｎｆｏ４４４４＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ
ｉｎｆｏ７７７７＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ
ｉｎｆｏ４４４４ｊｐ＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ
ｍａｒｕｋａｍｉ＿ｍａ２００５＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ
ｓｄｅｒｔｙｕ２３＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｕｋ

これらは「＠（アットマーク）」以降に「ｙａｈｏｏ」の文字が入っているので、一見あの検索エンジンサイトの「ＹＡＨＯＯ！（ヤフー）」そのものから送られて来たと思いがちですが、悪質迷惑メール業者は有名サイトのメール配信サービスを利用しているだけだったり自前のサーバーを持ちそういう誤認を誘うような「送信メールサーバー名」をわざわざ使って成りすまして配信しているのです。

又「＠（アットマーク）」以前のアカウント名部分に「ｉｎｆｏ○○○○」を使い、一見広報部門からのメールかと思わせるように仕向けていますが、悪質迷惑メール業者はそういう誤認を誘うような「アカウント名」をわざわざ設定して使っているのです。

特に「○○○○」の部分に意味の無い数字や文字等を組み合わせている場合は、アカウント名を頻繁に変えている事を示しています。

アカウント名を頻繁に変えるという事は、迷惑メールを受け取った大勢の相手からの沢山の「メール配信解除要請メール」を受け取ってアドレス帳から削除処理する等というような彼らにとって無駄な事をする気が全く無いという意思表示の表れで、送り付けた相手の１人でも売り付けたい物（アダルト・グッズ等）を買ってくれればいいぐらいの気持ちで、アカウント名部分をころころ変えては相手の迷惑をかえりみず送り付けまくっているのです。

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手口１の処で示したような「＠（アットマーク）」以前のアカウント名部分に「ｉｎｆｏ○○○○」を使い、一見広報部門からのメールかと思わせるように仕向けていますが、悪質迷惑メール業者はそういう誤認を誘うような「アカウント名」をわざわざ設定して使っているのです。

特に「○○○○」の部分に意味の無い数字や文字等を組み合わせている場合は、アカウント名を頻繁に変えている事を示しています。

アカウント名を頻繁に変えるという事は、迷惑メールを受け取った大勢の相手からの沢山の「メール配信解除要請メール」を受け取ってアドレス帳から削除処理する等というような彼らにとって無駄な事をする気が全く無いという意思表示の表れで、送り付けた相手の１人でも売り付けたい物（アダルト・グッズ等）を買ってくれればいいぐらいの気持ちで、アカウント名部分をころころ変えては相手の迷惑をかえりみず送り付けまくっているのです。


悪質迷惑メールの例としてメールヘッダーとメール本文の一部を抜粋して以下に示します。

―――――――――　悪質迷惑メール例１　―――――――――

Ｘ−Ｆｒｏｍ＿：　ｍａｒｕｋａｍｉ＿ｍａ２００５＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ　〜
Ｒｅｃｅｉｖｅｄ：　ｆｒｏｍ　ｇｇ（２２１．４２．４４．６１．ａｐ．ｙｏｕｒｎｅｔ．ｎｅ．ｊｐ[６１．４４．４２．２２１]）ｂｙ　〜
Ｆｒｏｍ：　ｍａｒｕｋａｍｉ＿ｍａ２００５＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ
Ｒｅｃｅｉｖｅｄ：　ｆｒｏｍ　ｅ　（[１９２．１６８．０．３]）ｂｙ　ｇｇ　（８．９．３＋３．２Ｗ/３．７Ｗ）　ｗｉｔｈ　ＳＭＴＰ　ｉｄ　ＪＡ０６２３７；〜
Ｍｅｓｓａｇｅ−ｉｄ：　＜２００３１１１３００１２．ＪＡＡ０６２３７＠ｇｇ＞
Ｔｏ：　０＠ｇｇ
Ｒｅｐｌｙ−Ｔｏ：　ｍａｒｕｋａｍｉ＿ｍａ２００５＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ
Ｓｕｂｊｅｃｔ：　未承諾広告※サラ金楽々一本化・助成金・生活保護

＜送信者＞＜事業者＞立川商事

配信停止希望の方はこちらまで
ｍａｒｕｋａｍｉ＿ｍａ２００４＠ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ

広告をご希望されない方は
上記メールアドレスで本文空欄のまま送信して下さい。
※再配信拒否から１日前後でメールアドレスを削除致します。

東京都港区新橋２−１６−１　　ＴＥＬ０９０−６７０８−３０２６

ｈｔｔｐ：／／２２０．１０６．２．９４／ｈｏｇｏ／


―――――――――　悪質迷惑メール例２　―――――――――

Ｘ−Ｆｒｏｍ＿：　ｃｌｕｂ２＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ　〜
Ｒｅｃｅｉｖｅｄ：　ｆｒｏｍ　ｕｕ　（１３４．８６．２１５．２２０．ａｐ．ｙｏｕｒｎｅｔ．ｎｅ．ｊｐ[２２０．２１５．８６．１３４]）ｂｙ　〜
Ｆｒｏｍ：　ｃｌｕｂ２＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ
Ｒｅｃｅｉｖｅｄ：　ｆｒｏｍ　５−Ｃ　（[１９２．１６８．０．２]）ｂｙ　ｕｕ　（８．９．３＋３．２Ｗ/３．７Ｗ）　ｗｉｔｈ　ＳＭＴＰ　ｉｄ　ＴＡＡ０７６９６；〜
Ｍｅｓｓａｇｅ−ｉｄ：　＜２００３１１１６１０４２．ＴＡＡ０７６９６＠ｕｕ＞
Ｔｏ：　０＠ｕｕ
Ｒｅｐｌｙ−Ｔｏ：　ｃｌｕｂ２＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ
Ｓｕｂｊｅｃｔ：　未承諾広告※出張エスコートクラブ員大募集

＜送信者＞＜事業者＞三栄商事

受信拒否希望の方はこちらまで
ｃｌｕｂ６＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ

今後、広告をご希望されない方は
上記メールアドレス宛にて削除したいメールアドレスで送信してください。
本文に削除したいメールアドレスを記入頂いてもかまいません。
再配信拒否から１日前後でメールアドレスを削除致します。

東京都台東区上野７−３−９　　ＴＥＬ０９０−６７０８−４２１２

ｈｔｔｐ：／／２２０．１０６．２．９４／ｅ−ｈｏｓｔ／


―――――――――　悪質迷惑メール例３　―――――――――

Ｘ−Ｆｒｏｍ＿：　ｇｕｉｌｄ１＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ　〜
Ｒｅｃｅｉｖｅｄ：　ｆｒｏｍ　ｒｒｒ　（１２１．８７．２１５．２２０．ａｐ．ｙｏｕｒｎｅｔ．ｎｅ．ｊｐ[２２０．２１５．８７．１２１]）ｂｙ　〜
Ｆｒｏｍ：　ｇｕｉｌｄ１＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ
Ｒｅｃｅｉｖｅｄ：　ｆｒｏｍ　５−Ｃ　（[１９２．１６８．０．２]）ｂｙ　ｒｒｒ　（８．９．３＋３．２Ｗ/３．７Ｗ）　ｗｉｔｈ　ＳＭＴＰ　ｉｄ　ＧＡＡ１６４１８；〜
Ｍｅｓｓａｇｅ−ｉｄ：　＜２００３１０１３２１０３．ＧＡＡ１６４１８＠ｒｒｒ＞
Ｔｏ：　０＠ｒｒｒ
Ｒｅｐｌｙ−Ｔｏ：　ｇｕｉｌｄ１＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ
Ｓｕｂｊｅｃｔ：　未承諾広告※　【男同士】　の出会い　【ハッテン場】

＜送信者・事業者＞ギルド田中

今後、広告をご希望されない方は
ｔａｎａｋａ１＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ
上記メールアドレス宛にて削除したいメールアドレスで送信してください。
本文に削除したいメールアドレスを記入頂いてもかまいません。
再配信拒否から１日前後でメールアドレスを削除致します。

東京都新宿区新宿２−１２−４　　ＴＥＬ０９０−６７０８−３０２２

ｈｔｔｐ：／／２２０．１０６．２．９４／ｓｐｅｒｍａｎｉａ／


これらの悪質迷惑メール３つは法令（所謂迷惑メール防止法）を遵守した体裁を整えてはいますが、全て同一人物からのものと思われます。
　（メール本文の形式並びに使われているメール文言等が良く似ており、携帯電話番号も末尾４桁が違うだけで、ホームページアドレス〔ＵＲＬ〕のドメイン名が同じ数字の組み合わせであることから間違いないでしょう。）

悪質迷惑メール業者はこのように発信者名・住所・電話番号等をころころ変えて何通も送り付けて来ます。
　（使った住所地も港区、新宿区、台東区、渋谷区、千葉県松戸市等々と広範囲に渡っています。）

「立川商事」「三栄商事」というだけではちゃんと法務局へ登記した会社組織（株式会社や有限会社等）ではなく怪しげな単なる個人営業のサラ金だったり裏の世界の隠れ蓑業者名だったりでしょう。
　（もっとも、ちゃんと法人登記し株式市場に上場している有名サラ金会社でもＴＶ新聞雑誌をにぎわすような事をやらかす怪しげな会社は一杯有りますが・・・。）

アカウント名に「ｍａｒｕｋａｍｉ＿ｍａ２００４」や「ｍａｒｕｋａｍｉ＿ｍａ２００５」といった数字をはめ込んだタイプのメールアドレスは頻繁に変えている事を意味しています。

連絡先電話に携帯の電話番号しか表示せず、住所にもビル名を表示していない処を見ると、そこに事務所が存在してない可能性が有ります。
　（発信者名・住所・電話番号をこんなに使い分けて出しているようでは、先ず事務所がそこには置かれて無いでしょう。）

ホームページのアドレス（ＵＲＬ）に記憶に残りにくい意味の無い数字の羅列を使用している処を見ると、取り込み詐欺のように「ちょいの間稼ぎ」ですぐたたんで別の名前で又始める可能性が有ります。

一見配信解除に応ずるような文面にはなっていますが、数字をはめ込んだ２つの発信アドレスと配信停止アドレスを使い分けている処を見ると、配信解除（停止）メールを受け取る気が全く無いか受け取っても貴方のメールアドレスが存在する事さえ確認出来ればいいぐらいの気持ちしか無い可能性が有ります。

このような怪しげな会社・個人には配信解除（停止）要請メールを出さない方が無難です。

ちなみにこの業者は手口１の処で示した発信人メールアドレスの他に以下の発信人メールアドレスも使って送り付けて来ていました。

ｃｌｕｂ１＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ
ｃｌｕｂ２＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ
ｇｕｉｌｄ１＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ
ｍａｔｓｕｄｏ１＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ
ｓｅｎｄ１＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ
ｓｅｎｄ４＠ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ

この業者は迷惑メール本文の内容毎にアカウント名部分だけでなく送信メールサーバー名部分も「ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｊｐ」「ｙａｈｏｏ．ｃｏ．ｕｋ」「ｋａｗａｎａｂｅ．ｎｅｔ」と３つを使い分けていました。


他の悪質迷惑メール業者の例では、たどたどしい日本語で中国からの発信を装って法令遵守しなかったり（本物の中国人悪質迷惑メール業者である可能性もありますが・・・？）、以下の発信人アドレスのように一見別人を装って２時間の時間差で同じメールを送り付けて来た業者もいました。

ｎｉｈｓａｏ＠ｍｉｎｔ．ｏｃｎ．ｎｅ．ｊｐ　　　（件名）ガッツイン！
１２１ｙｕｉｏ＠ｈｏｔｍａｉｌ．ｃｏ．ｊｐ　　　（件名）ガッツイン！

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メールソフトの発信人（送信者）アドレス表示欄部分やメール本文の＜送信者＞項目等に「モモコクラブ」「厳選アダルト情報」等エロイ女性を装ったりそのように連想するような文言を使い、一見個人女性や女性の組織かと勘違いしがちな名称を使い、そのように成りすまして送り付けたメールを何とか読ませようと謀っているのです。

発信人アドレス　ｉｍｑｈａｗ
発信人アドレス　ｎｉｈｓａｏ
＜送信者＞モモコクラブ
＜送信者＞厳選アダルト情報


又、表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）に若い女性のキャピキャピした言葉を散りばめたり、ストレートに「出会い」「マル秘裏情報」「ガッツイン！」等とスケベ心をくすぐるような文言を使い、送り付けたメールを何とか読ませようと謀っているのです。

（件名）お元気ですかー　　＼（^-^）／
（件名）お疲れ様です１０：０６：２０
（件名）未承諾広告※出会い
（件名）未承諾広告※マル秘裏情報
（件名）ガッツイン！


時には、発信人（送信者）アドレス表示欄部分や表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）に訳の分からない意味不明な記号を羅列して、「何やこれ」と興味を引き付けることで送り付けたメールを何とか読ませようと謀っていることも有ります。

発信人アドレス　ｙｚｆｅｄｅｐｆ　　　　　　　　（件名）−−−−−−（”∀″）−−−−−!!!!08：20：05
発信人アドレス　Ｎａｍ−Ｃｈｕｌ，ＫＩＭ　　（件名）窮簡薬嶋・・・遼・会・・−・・・・　・・−・−・々


いずれにしても、女性からメールを貰ったと舞い上がってくれたり、女性からなら安心だろうと早とちりしてくれる客や、スケベな事に目が無い客にアダルト・グッズ等を売りつけようと謀っているのです。

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以下のようにメールソフトの発信人（送信者）アドレス表示欄部分に個人名（例えば「田口ゆかり」）を表示させ、メール表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）にメールのやりとりをしていたかのように装ってそのように連想するような文言（例えば「先日の件ですが」）を表示させ、内容を明示するような具体的な言葉を使わないで、何とかメールを開かせようと仕組んでいます。

発信人アドレス　田口ゆかり　　　　　　　　（件名）先日の件ですが
発信人アドレス　富田ゆかり　　　　　　　　（件名）先日の件ですが


1日にメールを何通も受取り、自らも何通も発信しているような方だと、良く有る名前を使って送って来られたり、何かの用件の続きを装った「先日の件ですが」等と表題に書かれると、そのような人から受け取った記憶が無くても「誰だったかなー、知り合いに居たかなー」とか「先日の件って何の事だったかなー、忙しさに紛れて読み忘れたかなー」とか「間違って読まずにゴミ箱へ捨ててしまったかなー」等となり易く、悪質迷惑メール業者はそのような早とちりを狙って、メールを送り付けて来ます。

こういう手合いは日を変えて再び同じメールを送り付けて来ます。

通常、迷惑メールに紛れてゴミ箱へ捨てられてしまわないように、他人に見られては困るような社外秘メールやプライバシーメールのやりとりでない限り、メールを送る側も本当に貴方の知り合いなら通常はもっと内容が連想しやすい具体的な表現を使うでしょうし、社外秘やプライバシーに関わるようなものなら親しい間柄でしょうから偶然の同姓同名で一致しない限り、迷惑メールだと疑って掛かるべきでしょう。

又親しい間柄ならお互いにしか認知出来ないよう発信人アドレスや表題の表示方法に工夫を凝らして、迷惑メールと区別し易くする事も可能です。

結局は、スケベな事に目が無い客にアダルト・グッズ等を売りつけようと謀っているのです。

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――　続く（増補改訂に乞うご期待）　――

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メールソフトの発信人（送信者）アドレス表示欄部分に「鈴木」とか「佐藤」といった日本で１・２位を争って多いとされる苗字の差出人名（発信人名）を使い、メール表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）部分に「同総会のお知らせ」等といった同窓会の開催連絡メールを装って送り付けてきますが、「鈴木」とか「佐藤」という名前を使えば一般的にそういう同級生がいた可能性はかなり高く、上の方の苗字を覚えていても下の名前まで記憶に残っていることは少ないので、つい「おお、同窓会か」と信じてしまいがちですから、悪質迷惑メール業者はそのような早とちりを誘う魂胆です。

しかし、実際にはメールには同窓会についての詳細は一切書かれてなく、以下のように○月○日に同窓会を開くとして下のＵＲＬをアクセスして参加の可否を取りたい旨が書かれているだけでした。

＜発信人＞　鈴木浩二
（件名）　　　　同窓会のお知らせ

４月３０日に同窓会を開催いたします。
参加の可否を取りたいと思いますので、下記のＨＰからお願い致します。

今回の同窓会は盛大に行いたいと思いますので、
できれば参加の方向でお願いします。

同窓会専用ＨＰ

（注：同窓会といっても中学・高校・大学等と分かれる筈なのにそれに全く触れてないのは先ず可笑しいと考えましょう。もし貴方が幹事をするとすれば、「○○大学△△学科（▽▽年卒）同窓会」とか「○○高校▽▽組同級会」とか当然書くでしょうし、同報送信メールで場所・日時・地図等の他恩師の出欠予定などにも触れて置くでしょう。そして出欠可否を〔全員宛同報送信メールで〕返信してくれるよう頼む文面にするのが普通でしょう。それをＨＰ〔ホームページ〕を見なきゃ詳細が分からないような文面でわざわざＨＰを見てくれなどというのは、受け取った相手に２度手間をさせないという思いやりが全く感じられず、友達からもブーイングの嵐となるでしょう。従って幹事をやるくらいの世話焼きがこんな文面で出す訳が有りません。ＨＰを見させてメールアドレスを取得しようという魂胆がミエミエです。
　実際、上記「同総会専用ＨＰ」に張られていたホームページ・リンクアドレス〔ＵＲＬ〕には以下のように受取人メールアドレス〔例えば○○○○＠△△△．▽▽．ｊｐ〕が埋め込まれていました。

　ｈｔｔｐ：／／ｂａｎｎｅｒ８．ｃｏｍ／ｉｎｄｅｘ．ｐｈｐ？ｅｍ＝○○○○＠△△△．▽▽．ｊｐ　

　「ｂａｎｎｅｒ８．ｃｏｍ」が学校を連想させる訳でもない単なる記名ｂａｎｎｅｒと数字８で構成されたいかにも次はｂａｎｎｅｒ９とか変更しそうなドメインで逃げ隠れする事を前提とした名付け方ですから、先ず間違いなく悪質迷惑メール業者と言えます。）


一旦悪質迷惑メール業者のＨＰに下手にアクセスしたりすると、貴方のメールアドレスが収集・リスト化されて実在アドレスリスト等として更なる迷惑メール送付配信に利用されることとなります。

　　　 　　　　 　　　　 　　　　 　　　　 　　　　 　　　　 　　　【　▲戻る　】

メールソフトの発信人（送信者）アドレス表示欄部分やメール本文の＜送信者＞項目、住所等にもっともらしい表示があっても、以下のように連絡先電話番号を明らかにしていなかったり、連絡先電話番号に携帯電話の番号しか明らかにしていない場合は、逃げ隠れを前提としている可能性が高くなります。


＜事業者＞「まるとくメール」代理店　藤井　和也
沖縄県那覇市首里山川町１−２２−３−５０１
ｍａｒｕｔｏｋｕ＠ｕｍｘ．ｃｙｂｏｒｇ．ｎｅ．ｊｐ
ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｍａｒｕｔｏｋｕ−ｍａｉｌ．ｃｏｍ／ｄｍ／０００１１２．ｈｔｍ



＜送信者＞電子メール広告社

〒104-0061
東京都中央区銀座８−１９−３
第２ウィングビル　３Ｆ
メールマガジン発行

ＴＥＬ　００１−３７３−１８８−８４７７
ＦＡＸ　０３−３５４４−６２１８


「特定商取引に関する法律」では販売業者名、連絡先電話番号、責任者名、所在地等の他諸々の取引条件等を明示するよう義務付けしていますが、緊急連絡の為の固定電話番号が表示されてなかったり、電話番号が表示されていても一方通行通信しか出来ないＦＡＸ番号であったり、住所と結びつかない為に犯罪に多用されて社会問題化した携帯電話番号しか表示していなかったりしていれば、怪しげな業者と考えて間違い有りません。

まともな業者である程度以上の規模の会社なら事務所契約の電話を電話帳にちゃんと載せて貰っているでしょうし、零細な業者で電話を会社・商店と自宅で共用することで経費節約していたとしても会社名・商店名か個人名かのどちらかで電話帳に載せているでしょうし、まったくの個人がアルバイトでやっているネット通販であってもまじめにやろうとしている人なら電話受け付けの時間を何時から何時までの間と限定したとしても、自宅の住宅契約の電話を連絡先として公開するでしょうから、このような固定電話の番号を公開出来ないという事は何か後ろめたい事が有るか後ろめたい事をするつもりだという事でしょう。

こういう業者は悪質迷惑メール業者でもあるというのが一般的です。

　　　 　　　　 　　　　 　　　　 　　　　 　　　　 　　　　 　　　【　▲戻る　】

表向き「メールを送り付けられるのは迷惑だ」と感じる人にはその旨の連絡をくれれば配信停止の処理をしますとして、メール本文に配信停止受け付け受信専門のメールアドレスを掲載したり、配信停止処理専用のＵＲＬを掲載したりしていますが、実際には全くその気も無く配信停止依頼返事メールや配信停止処理用ＵＲＬアクセスで送り付けたメールアドレスが実在しているのかどうか確認したがっているだけです。

特に配信停止処理ＵＲＬにアクセスして下さいと謳（うた）っているものの中で、以下のようにそのＵＲＬに貴方のメールアドレス（例えば○○○○＠△△△．▽▽．ｊｐ）が埋め込まれていて、アクセスしてきた人を識別収集出来るようにしたＵＲＬが最近良く使われています。

今後このようなメールが不要な方はお手数ですがここへ
ｍｅ４６３４４０＠ｍｅｍｂｅｒｓ．ｉｎｔｅｒｑ．ｏｒ．ｊｐ
必ず本文にあなたのメールアドレスのみをお書き下さい。

下の配信停止ＵＲＬをクリックすることでも、配信停止の処理が出来ます。
ｈｔｔｐ：：／／ｗｗｗ．ｋｋｋ．ｍｙｄｎｓ．ｊｐ／ｓ２／ｄｅｌｍａｉｌ．ｃｇｉ？ｅｍａｉｌ＝○○○○＠△△△．▽▽．ｊｐ

（注：「ｋｋｋ．ｍｙｄｎｓ．ｊｐ」が単なる記号ｋｋｋで構成されたいかにも次はｍｍｍとか変更しそうなドメインで逃げ隠れする事を前提とした名付け方だし、その後の「／ｓ２／」もｕ２とかころころ変えてメール本文を変えては同時に多数の迷惑メールを送り付けてきそうなＵＲＬになっていますから、先ず間違いなく悪質迷惑メール業者と言えます。）


どんなに丁寧に配信停止すると書かれていても、一旦悪質迷惑メール業者に下手に返信したりアクセスしたりすると、貴方のメールアドレスが収集・リスト化されて実在アドレスリスト等として更なる迷惑メール送付配信に利用されることとなります。

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メールソフトの発信人（送信者）アドレス表示欄部分やメール本文の＜送信者＞項目等にもっともらしい名称、怪しげでない名称（例えば「田中商事」）が使われていても、見るよう勧めているホームページアドレス（ＵＲＬ）が以下のように意味の無い数字を幾つか組み合わせただけで記憶に残りにくいようにしている場合は、逃げ隠れする事を前提としたドメイン名の名付け方ですから、悪質迷惑メール業者・詐欺業者と考えて間違い有りません。


＜送信者＞電子メール広告社

〒104-0061
東京都中央区銀座８−１９−３
第２ウィングビル　３Ｆ
メールマガジン発行

ＴＥＬ　００１−３７３−１８８−８４７７
ＦＡＸ　０３−３５４４−６２１８


今後このようなメールが不要な方はお手数ですがここへ
ｍｅ４６３４４０＠ｍｅｍｂｅｒｓ．ｉｎｔｅｒｑ．ｏｒ．ｊｐ
必ず本文にあなたのメールアドレスのみをお書き下さい。

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良心的な業者ならホームページＵＲＬのドメイン名は所謂「のれん」のように考え、通常は出来るだけ多くの方々に覚えて貰い、永く繁盛した商売が出来るようにと願い、親しみ易く覚え易い言葉を使おうと苦心します。

その為、社名・店名やブランド名をドメイン名に使おうとするのが一般的で、覚え易い電話番号を持っている場合はその番号を使う場合も有りますが、あくまでゴロ合わせで覚え易いものだったり１並びのように同一数字がずらっと並んだ特徴的なものだったりした場合だけです。

それなのにドメイン名が社名とも電話番号とも関係無く、上記のような意味の無い数字を組み合わせただけの記憶に残りにくい状態なら、逃げ隠れする事を前提としたドメイン名の名付け方ですから、間違いなく取り込み詐欺（商品や代金を騙し取る）を謀っていると考えてよいでしょう。

こういう業者は悪質迷惑メール業者でもあるというのが一般的です。

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発信人（送信者）アドレス表示欄部分や表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）に訳の分からない意味不明な記号を羅列して、「何やこれ」と興味を引き付けることで送り付けたメールを何とか読ませようと謀っていることも有ります。

発信人アドレス　ｙｚｆｅｄｅｐｆ　　　　　　　　（件名）−−−−−−（”∀″）−−−−−!!!!08：20：05
発信人アドレス　Ｎａｍ−Ｃｈｕｌ，ＫＩＭ　　（件名）窮簡薬嶋・・・遼・会・・−・・・・　・・−・−・々


いずれにしても、女性からメールを貰ったと舞い上がってくれたり、女性からなら安心だろうと早とちりしてくれる客や、スケベな事に目が無い客にアダルト・グッズ等を売りつけようと謀っているのです。

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表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）に「何度も連絡してくれるようメール送付したのに、未だに返事を寄越さないのはどういうつもりだ」と怒っている様子を連想させる文言だったり、「このまま無視し続けると只では置かないぞ」とばかり脅迫めいた言葉を羅列して、「何やこれ」と興味を引き付けることで送り付けたメールを何とか読ませようと謀っていることも有ります。

いずれにしても結局は、このまま放置して置いては何らかのトラブルに巻き込まれるかも知れないと恐怖心を煽（あお）り、焦ってメールを見てくれる相手や、スケベな事に目が無い客にアダルト・グッズ等を売りつけようと謀ったり、何かの因縁（いんねん）を付けて送金させようと謀っているのです。

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物品販売を行っているサイトの連絡先メールアドレスや各種製品製造業者の会社連絡先アドレス宛に、ユーザ（顧客）を装って苦情申し出を連想させる文言を表示させた表題（Ｓｕｂｊｅｃｔ欄）で、「おや、苦情が届いたかな？」と興味を引き付けることで送り付けたメールを何とか読ませようと謀っていることも有ります。

新聞報道によると、このケースでウィ○スを仕掛けた「添付写真ファイル」を送りつけ、この「添付写真ファイル」を開いた途端にウ▽ルス感◇させて、クレジットカードやネットバンキングに関する情報等を盗み出すように意図していたとのことでした。

盗み出された情報で口座から勝手に預金引き出しされて、被害を受けてしまったそうです。


これは、担当者が送られて来た「添付写真ファイル」を苦情内容を明らかにする写真だろうと連想して無警戒に開くだろうという盲点を突いています。

いずれにしても、体裁上は一見してユーザ（顧客）から苦情メールを貰ったと思えても、見知らぬ相手からの添付ファイルを開くのは非常に危険ですから開かず、電話連絡が取れるようなら写真はコンビニ等に備えられているＦＡＸを使ってＦＡＸ送信して貰うようにし、電話連絡先が書かれてなければ次なる連絡があるまで保留にして置いた方が良いでしょう。

クレジットカードやネットバンキングを処理するコンピュータと苦情メール受け取りするコンピュータは違うというように、コンピュータをそれぞれ隔離専用化させる事が大事です。

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――　続く（増補改訂に乞うご期待）　――




【　迷惑メール対策　】

悪質な迷惑メール業者に知られてしまったら、基本的には公開したメールアドレスを廃止して、違うメールアドレスに変えるしかありません。

不特定多数相手にホームページ等で公開せざるを得ない場合は、それ用の定期的に変更を前提としたメールアドレスを用意して使いますが、親戚友人知人用には別のメールアドレスを用意しましょう。

覚え易いように工夫した会社メールアドレスを不特定多数が知り得る形で公開してしまい、迷惑メールが舞い込むようになってしまったが、このメールアドレスが棄て難くて使い続けたいという場合は、メールアドレスを変更出来ませんので今後公開しないようにすると共に、迷惑メール業者がいつか名簿を更新して外されるのを待つしかありません。

が、其れまでは迷惑メールを受け取り続けるというのも腹立たしいので、「Ｍａｉｌ　Ｄｅｌ」のようなプロバイダのメールサーバー段階でメール削除出来るソフトを使って迷惑メールを削除してから通常のメールソフトでメール受信するようにします。
　（発信人メールアドレスアカウント名部分に数字が組み合わさったもの、表題〔件名Ｓｕｂｊｅｃｔ〕部分にいかがわしい文言や迷惑メールっぽい文言や「未承諾広告※」が入っているもの、全く心当たりの無い発信人メールアドレスで表題文言も広告っぽいものはメール本文を確認せず削除、同窓会を装ったような場合はメール本文を確認し「同窓会案内はホームページを見て下さい」とか内容が不自然な場合も削除してしまいます。
　兎に角、「不審なメールは開かず即座に削除する」というのが有料サイトへの誘い込みや各種の詐欺商法を意図する「数打ちゃ当たる」式商法への予防の基本です。
　フリーウェア「Ｍａｉｌ　Ｄｅｌ」は「プロバイダ入会ＣＤ−ＲＯＭ」からインストール出来ます。
　参照： トニックス トップ＞勝手にランキング＞入会ＣＤ−ＲＯＭ＞ ）


結局、ＨＰ上にメールアドレスを公開する時は、出来るだけ下層のページでしかも直接メールアドレスを掲載しないでリンク設定でメールソフト自動起動／アドレス自動挿入型にするとともに広告メールや不特定多数宛メールの類はそのまま送り返すと注意書きしたり予告無くメールアドレスを変更することが有ると明記するようにする。
　　（検索エンジン主催者やメールニュース主催者からのメールはしょうがないとしても、これらを利用してホームページにアクセスした上でメールアドレスを収集していく迷惑メール発信業者もいます。
　　メールアドレスを収集されてしまうという点ではメールソフト自動起動／アドレス自動挿入型にしても同じですが、少しでも相手に手間を掛けさせられる方法にしておこうというものです。
　　次回以降の配信解除の方法が記載されているものへの解除手続きは有名企業からのものでも「成りすましメール」でないかと先ず疑い原則解除手続をしないようにし、悪質迷惑メールとハッキリした物は『秘技！迷惑メール返し』〔携帯電話を持つ若者の間にワン切り返しが流行っているそうですが、単純に〈電話番号非通知にしないで〉やると自分の電話番号がワン切り業者に知られてしまうのでヘタをするとドロ試合に陥りかねない危険性が有り、このような遣り方ではいけません〕をしてやると良いかも・・・。
　　こういう手合いには以前は発信元サーバーとしてよく利用されていた無料メールＢＯＸサービスの主催者に利用規約違反で会員削除を要求するか皆で実力行使のメールの嵐をお見舞いしないと駄目かも知れないと考えていましたが、自前でサーバーを持てる今日ではそういう時代では無いかも知れません。
　　特に自前でサーバーを持っていていかがわしいアダルトものの広告メールを配信する業者は宛先が個人・法人を問わず殆ど見境無く発信アドレスをころころ変えては３日に１度等というしつこさで配信しまくる上、配信解除の受け付けをする気も無いくせにその方法として形ばかりに「本文としてメールアドレスのみを記載して送れ」となっていたりしますが、こういうのにはメールアドレスを変更して対処するしか有りません。）


お使いのメールソフトによっては簡易表示で同報送信のグループ名が宛先となっていて複数のメールアドレスを持っている場合、どのメールアドレス宛に来たのか不明で、かと言って迷惑メール発信業者に全てのメールアドレスを公開する訳にもいかず困り果ててしまうことが有ります。

こういう場合はメールソフトに付いているメールヘッダーを表示させる機能を使ってどのメールアドレス宛に来たのか確かめます。
　　（メールヘッダーは発信者の身元を割り出す時の手掛りともなる重要なもので、特にストーカー被害等にあっている時は尚更ですが、メールは削除しないで解決するまでそのまま維持し他へバックアップ保存〔ＳＡＶＥ〕する時は詳細メールヘッダーも含めて保存しておく必要が有ります。）


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