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大根の葉の生え際    v1.00 (2002/08/31)


大根の葉の生え際からのクロ■ーン再生

本ページの一部用語についてはインターネットの特性を考慮して、
クイズのように隠したり意図的に細工したりして表記している部分が
有りますが、パズルを解くつもりで頭を働かせてお読みください。
文字化けでは有りませんので、念の為)
参照: トニックス トップ>天下のご意見番>つつ■抜け> )


本 文

大根に限らず野菜は収穫された後も生き続けていますので、人間が体に蓄えた脂肪等を燃焼させるように野菜も蓄えた養分を消費しながら成長しています。

冷蔵庫の野菜室は野菜を眠らせて成長消費を減らせるような温度設定になっていますので長期間冷蔵庫に入れっぱなしにしない限り成長を続けていることを認識することは余り有りませんが、大根は台所の隅に買って来たまま放置してあったり店頭の冷蔵してない棚に長期陳列されていると、既に生えていた古い葉の軸を付け根部分から落葉させるかのように幾つか落とすと共に新たな芽が葉として成長してくるのを確認出来ます。

つまり大根は完全葉付き泥付き状態で売られていれば鮮度が最も高く、次は洗った状態で完全葉付きのもの、その次は葉が半分以上切り取られて根元から何cm分か付いているだけのもの、最悪は葉の生え際をバッサリ切り落として葉の生え落ちた履歴を確認出来ないものという順番と考えて良いかも知れません。

半分以上切り取った葉の切り口や葉そのものの変色に混じって新たな葉が生えてきているのを確認出来るか或いは葉の軸が付け根から何本か落ちていれば、収穫して日数が経っていることは一目瞭然となりますから、売る側としては根の部分の肌色と張りに変わりが無ければ後は葉の生え際をバッサリ切り落として収穫後に葉の生えた履歴を確認出来ないようにして売るしか鮮度を隠せないでしょうから・・・。

葉付き大根の葉は鮮度が良くて残留農薬の心配の無いものなら刻んで味噌汁の具等に使用出来ますが、10cm程に切り取られていて既に変色して来ているとなったら野菜屑(くず)として捨てられるか、堆肥材料としての運命かどちらかでしょう。

葉の付け根部分たる「葉の生え際」(ここでは便宜上葉の付け根部分と大根の根の頭部分を指すことにします)や根の先端の尻尾部分は、共にやはり野菜屑(くず)として捨てられるか、堆肥材料としての運命かどちらかでしょう。

堆肥材料としての活用以外に「葉の生え際」をリサイクルする方法は無いか試みてみましたので以下にその実験記をレポートします。


【クロ●ーン再生手順】

(1) 葉の生え際を切断する時は、葉の付け根から根の尻尾の方へ1cm位下った所で切断して、それを底の平らな容器(豆腐のパック容器等)に切断面を下にしてつまり土に埋められていた時と同じ葉が立つようにセットして、葉の生え際が水に浸るように水を注いでおきます。

(2) 直射日光の当たらない所に置いて、1日1回水を取り替えてやることを繰り返しながら、水分を吸収して切断面が凸型に脹らんでくるのを待ちます。
    (取り替えないと雑菌が繁殖して腐りやすくなります。)

(3) 3日から5・6日位で切り口断面の中央部分が凸レンズのように脹らんできているのが確認出来ます。
    (新しい芽が切断前に既に出ていたものならばその芽が成長して葉になってくるのが、或いは切断前に既に何cmかに伸びた新しい葉があったならその長さが少し伸びていることが確認出来ます。)

(4) 切断面が凸型に脹らんでいるのと新芽又は新しい葉が成長して伸びているのを確認出来ていれば、鉢植えにします。
    (ス−パーから買った段階で葉の生え際をバッサリ切り落として葉の生え落ちた履歴を確認出来ないものだった場合は、新芽が出て来て2・3cm長の葉として成長するまで待ちますが、一向に芽が出て来る気配が無く腐ったような匂いがし始めたらそれはもう再生出来る細胞部分が切り取られてしまっていたことを意味し、腐り始めていますから後はもう野菜屑として捨てるか堆肥材料にするしか有りません。)

(5) 鉢植えの土は水はけの良い乾燥したらさらさらする砂が良く、如雨露(じょうろ)で1日2・3回水遣りをしますが、植え付けて最初の3・4日は日陰で風通しの悪い所に鉢をおきます。
    (雑草等を燃やして出来た灰を与える場合、ネギでは根の周辺にまぶして植え付けると、灰の効果か成長が促進するケースも有ったが、灰が粘土のようになってネギ表面を覆い水はけが悪くなって腐ってしまうケースも有ったので、水はけの良いさらさらになる砂の方が良さそうで、灰を与えるなら鉢植えした後の土の表面にパラパラと撒〔ま〕く程度に止めておくのが良いようです。「博多ネギ」15本位を根に直接灰をまぶす形で植え付けた場合、青葉3・5cmまで成長した段階で全て枯れてしまいましたので・・・。)

(6) 乾燥しにくい(日陰で風通しの悪い)所に置いている間にも、新しい葉が成長しているようでしたら水分吸収が十分行われている証拠で、葉の長さが6・7cm位に成長していれば日の当たる所へ鉢を移動させて遣ります。
    (この位にまで成長すると、虫や鳥に葉を食べられてしまう危険性が高くなります。筆者はプランター植えの山芋の葉や鉢植えのキャベツの葉、鉢植えの大根の葉を3・4日ですっかり食べられてしまった経験が有ります。犯人はカラスかスズメかそれとも他の鳥なのか分かっていませんが、早朝の内に被害に合っているようでした。鳥にとって水飲み場となる庭池の横に鉢を置いているのも格好の標的にされているのかも知れません。山芋は遺伝子に葉を食べられることを前提に組み込まれているらしく、前にも増してより多くの葉を後日付けて復活、大根も全て食い尽くされない内に網掛けしたので枯れずに済みましたが、キャベツは根の生え方が不十分らしく全滅で枯れてしまい、又1からのやり直しとなっていまいました。網掛けしてからは被害に合っていません。)

(7) 日の当たる所で青葉の長さが12・3cm位にまで成長してきたら、畑そのものや畑として使える庭が有る人は鉢植えから植え替えをしてやります。

(8) 畑への植え替えには鉢の中身がすっぽり入る位の穴を掘って灰や肥料を入れておき、次に鉢の縁に沿って鉢と中の砂の境界に直定規のような物を差し込んでいき鉢と中身が分離しやすくした上で大根の葉を傷めないないように手をあてがいながら鉢を逆さまにして中身を取り出し、掘った穴にそのまま埋めてやります。
    (鉢の中の砂が乾燥していると、逆さまにした時に崩れやすいので適度の水遣りをした後に行います。複数個並べて植え替えする場合、35cm以上離しながら1列になるようにします。)

(9) 腰があって(つまり少しゴワゴワした)大き目のビニール袋(20kg肥料袋が良いが無ければ10kg米袋等)から幅30cm位の輪(ベルト状)をつくり、植え替えたキャベツの周りをこのビニール輪で囲むように被せてやり、ビニール輪が倒れないように4箇所内側に棒を立てます。
     (つまり大根の周りをこのビニール輪で高さ30cmの風除け塀を作り、乾燥を防ぎます。この状態にするには厚めのゴワゴワしたビニール袋が良く、ゴミだし袋のような腰の無い薄めのビニール袋しか見あたらない場合は洗濯ばさみ等で塀の形を維持出来るようにしてやる必要が有ります。風除け塀の下側は地面にくっつけてあまり隙間風が通らないようにします。)

(10) 畑への植え替え後は1日1回の水遣りをしながら、葉が16・7cm位まで成長するのを待ちます。

(12) 葉が16・7cm位まで成長したら、ビニール輪を取り除きますが、4本の棒は鳥除けにそのままにしておきます。
     (この状態で鳥に葉を食べられなくても、虫には食べられますので虫食いで穴の開いた葉が混じります。)


----  続く(請うご期待!) ----


あとがき

大根1本から葉の生え際を1個取れるとして、うまくクロ◆ーン再生出来たとしたら「1:1再生」出来ることになりますが・・・。

鉢植えの時でも日の当たる所に出してからは、日が当たっていると日光をより多く受けようとしてか或いは水分不足で萎(しお)れてか葉を開きうな垂れるような感じになり、水を掛けてやると葉が立ってきていましたから、多分後者の水分不足で萎(しお)れてうな垂れていたのでしょう。

畑へ植え替えてからは夕方1回の水遣りに変えたら雨の降らない日が続いていたせいか、葉が萎れて枯れかかってきましたので同様にクロ●ーン再生を試みて畑へ植え替えていたニンジン共々もう一度鉢植えに戻して1日3回の水遣りに戻しましたら、元気になって新しい葉も4・5本になりました。

しばらく1日3回の水遣りを続けた後、再び畑へ植え替えて1日1回の水遣りにして様子を見ましたが、前回程萎れる感じは有りませんでしたのでビニール輪を取り除く段階まで進めた所で、日照りが続く中水遣りに行けない日が何回か有って気が付いたらかなり萎れてしまっていました。

もう水を与えても元気になることは無く、結局枯らせてしまいました。

正規の栽培品と比べて予想以上に水の吸収力が少ないようなので、水遣りの回数を上げる為に鉢植えのままで収穫を待つか、今回のような雨の降らない7・8月を避けて9月以降に試みるようにした方が良いかも知れません。

一応種からの大根栽培の経験は有りますが、今の所この1本しか試していませんので収穫までうまく行き着けるかは分かりません。



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制作・著作: トニックス株式会社

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