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道標: トニックス トップ修理・治療法クロ★ーン再生>キャベツの芯>

キャベツの芯    v6.00 (2002/10/10)


キャベツの芯からのクロ■ーン再生

本ページの一部用語についてはインターネットの特性を考慮して、
クイズのように隠したり意図的に細工したりして表記している部分が
有りますが、パズルを解くつもりで頭を働かせてお読みください。
文字化けでは有りませんので、念の為)
参照: トニックス トップ>天下のご意見番>つつ■抜け> )


本 文

少人数の家庭ではスーパーからキャベツ1玉買ってきてもそれを使い切るのに何日も掛かりますが、巻いている葉を必要に応じて1枚1枚剥がしながら使っていると、変色した芯の部分が最後には取っ手のように残っていきます。

芯の部分でも変色前の新鮮な状態なら、細かく切って味噌汁の具に使うことは出来ますが、変色した部分は野菜屑(くず)として捨てられるか、堆肥材料としての運命かどちらかでしょう。

堆肥材料としての活用以外に芯をリサイクルする方法は無いか試みてみましたので以下にその実験記をレポートします。


【クロ●ーン再生手順】

(1) 変色した芯を1cm厚位に輪切りにして、それを底の平らな容器(豆腐のパック容器等)に元の上下関係を合わせてつまり一般に変色した面が下に、今切った面を上にして入れてから、芯全体が浸るくらいにまで水を入れておきます。

(2) 直射日光の当たらない所に置いて、1日1回水を取り替えてやることを繰り返しながら、芽が出てくるのを待ちます。
    (取り替えないと雑菌が繁殖して腐りやすくなります。)

(3) 3日から5・6日位で芯の横(葉の付いていた外周側面部分)から幾つか(2から5・6個)の芽が成長してきているのが確認出来ます。
    (キャベツは芯の側面に葉の付け根がきますが、その葉の付け根と隣り合わせるように芽となるものが1周当たり5・6個頭を既に出していますので、それを成長させる訳です。)

(4) 芽が1cm位の長さの葉にまで成長した所で、鉢植えにします。
    (芽が成長して葉らしき事を確認できる4・5mmの段階で、窓辺に置いて直射日光にさらすと成長が早まりますが、水温も上がり雑菌が繁殖しやすくなりますので時間を限ってさらすとか水の交換頻度を上げるとかすればいいかも知れません。)

(5) 通常1つの輪切りに対して複数の芽が成長しますが、複数の芽をそれぞれ生かすには、芯の中心を横切るラインで分割してそれぞれを別の鉢に植え付けます。
    (2分割なら「1:2再生」、3分割なら「1:3再生」となりますが、手で葉を剥ぎ取った時に芯に筋(すじ、葉に栄養を届ける血管のようなもの)がひげのように伸びて少し残ることがあり、これが根の役目を果たしてくれる可能性を伴う場合が有っても、今の段階では基本的には芯の切断面からの水分吸収でしか有りませんから、分割し過ぎると切断面面積が少なくなって必要な水分吸収が行えず枯れてしまう危険性が有ります。実験では「1:3再生」までにしておく方が良さそうで、5分割の「1:5再生」では鉢植え後枯れてしまいました。)

(6) 鉢植えの土は水はけの良い乾燥したらさらさらする砂が良く、如雨露(じょうろ)で1日2・3回水遣りをしますが、植え付けて最初の3・4日は日陰で風通しの悪い所に鉢をおきます。
    (ジャガイモの塊茎〔かいけい、かたまりになっている根〕を分割して植え付ける時のように雑草等を燃やして出来た灰を切断面にまぶして、芽だけ土から顔を出すように植え付けると、灰の効果か時には2・30分もしない内に芽が2倍位に急成長するケースも有ったが、灰が粘土のようになって切断面を覆い水はけが悪くなって腐ってしまうケースも有ったので、水はけの良いさらさらになる砂の方が良さそうです。)

(7) 乾燥しにくい(日陰で風通しの悪い)所に置いている間にも、芽が成長しているようでしたら分割後も切断面からの水分吸収が十分行われている証拠で、葉の長さが1.5cm位に成長していれば日の当たる所へ鉢を移動させて遣ります。

(8) 日の当たる所で葉の長さが4・5cm位にまで成長してきたら、畑そのものや畑として使える庭が有る人は鉢植えから植え替えをしてやります。
    (この位にまで成長すると、虫や鳥に葉を食べられてしまう危険性が高くなります。筆者はプランター植えの山芋の葉や鉢植えのキャベツの葉、鉢植えの大根の葉を3・4日ですっかり食べられてしまった経験が有ります。犯人はカラスかスズメかそれとも他の鳥なのか分かっていませんが、早朝の内に被害に合っているようでした。鳥にとって水飲み場となる庭池の横に鉢を置いているのも格好の標的にされているのかも知れません。山芋は遺伝子に葉を食べられることを前提に組み込まれているらしく、前にも増してより多くの葉を後日付けて復活、大根も全て食い尽くされない内に網掛けしたので枯れずに済みましたが、キャベツは根の生え方が不十分らしく全滅で枯れてしまい、又1からのやり直しとなっていまいました。網掛けしてからは被害に合っていません。)

(9) 畑への植え替えには鉢の中身がすっぽり入る位の穴を掘って灰や肥料を入れておき、次に鉢の縁に沿って鉢と中の砂の境界に直定規のような物を差し込んでいき鉢と中身が分離しやすくした上でキャベツの葉を傷めないないように手をあてがいながら鉢を逆さまにして中身を取り出し、掘った穴にそのまま埋めてやります。
    (鉢の中の砂が乾燥していると、逆さまにした時に崩れやすいので適度の水遣りをした後に行います。複数個並べて植え替えする場合、35cm以上離しながら1列になるようにします。)

(10) 腰があって(つまり少しゴワゴワした)大き目のビニール袋(20kg肥料袋が良いが無ければ10kg米袋等)から幅30cm位の輪(ベルト状)をつくり、植え替えたキャベツの周りをこのビニール輪で囲むように被せてやり、ビニール輪が倒れないように4箇所内側に棒を立てます。
     (つまりキャベツの周りをこのビニール輪で高さ30cmの風除け塀を作り、乾燥を防ぎます。この状態にするには厚めのゴワゴワしたビニール袋が良く、ゴミだし袋のような腰の無い薄めのビニール袋しか見あたらない場合は洗濯ばさみ等で塀の形を維持出来るようにしてやる必要が有ります。風除け塀の下側は地面にくっつけてあまり隙間風が通らないようにします。)

(11) 畑への植え替え後は1日1回の水遣りをしながら、葉が10cmから15cm位まで成長するのを待ちます。

(12) 葉が10cmから15cm位まで成長したら、ビニール輪を取り除きますが、4本の棒は鳥除けにそのままにしておきます。
     (この状態で鳥に葉を食べられなくても、虫には食べられますので虫食いで穴の開いた葉が混じります。ビニール輪を取り除いた途端に虫に食われて穴だらけにしかも中央の若い葉程好んで食べられてしまったので、ビニール輪を取り除かないままにした方が蝶蝶〔ちょうちょう〕を寄せ付け辛くする効果で青虫に食べられる被害も減らせるかも知れません。)

(13) 追い肥は植えた中心から17・8cm離れた所辺りに直径4・5cmの深さ6・7cmの穴を開け肥料を入れて柄杓(ひしゃく)で水を入れて土に染(し)み込ませた後、土でその穴に蓋をして置きます。
     (畑への植え替え時に肥料を施せなかった場合の方法ですが、根付いたのを確認してからの施肥にしています。1列に並べたキャベツの1個につき両側2ヶ所づつ穴を開けて施肥します。)


----  続く (請うご期待!) ----


あとがき

キャベツ1玉から1cm厚の芯の輪切りが13個取れるとして、芯の輪切り1個から平均2個の芽を成長させられて全てクロ◆ーン再生出来たとしたらトータル「1:26再生」出来ることになりますが・・・、根元に近い程生命力が強く芽を成長させられるようで根元から芯の輪切り5・6個分位までが芽を成長させられる限界かも知れません。

今の所1玉分は鳥に葉を食べられて全滅しましたが、もう1玉から8個分の発芽に成功しており其の内5個は既に畑に植え替えていますが畑の最初の3個を除いて水遣りに行けなかったりして枯らせて失敗してしまいました。

更に買った1玉の芯から現在5個の鉢植え生育中です。

実際のところキャベツ栽培の経験も無い体当たり実験記で、現在進行中ですが畑の3個の内の1個は中央にピンポン玉位の大きさに丸まりかけそうな葉と10枚近くの大きな開いた葉が出来るまでに成長しているので、収穫までうまく行き着ける可能性は有るようです。



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