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ネギの根元    v7.04 (2022/12/04)


ネギの根元からのクロ■ーン再生

本ページの一部用語についてはインターネットの特性を考慮して、クイズのように隠したり意図的に細工したりして表記している部分が有りますが、パズルを解くつもりで頭を働かせてお読みください。
文字化けでは有りませんので、念の為)
参照: トニックス トップ>天下のご意見番>つつ■抜け> )


本 文

食品スーパーでは、通常太い根深種の「白ネギ」は根元部分と先端でスッパリ切り取った形(根元部分が切り取られないで根をむしりとったようなものも見受けられます)で売られていますので根がついていないことが多いのですが、細い葉ネギ種の「博多ネギ」(「福岡万能ネギ」と袋書きされて売られています)は根がついたままで売られています。

根がついたままのネギも、料理に使う時は根元でスッパリ切って根付き部分は野菜屑(くず)として捨てられますが、この捨てられる根付き部分をリサイクルする方法は無いか試みてみましたので以下にその実験記をレポートします。


【クロ●ーン再生手順】

(1) 根付き又は根がむしりとられたようなネギの根付き部分を切り取る時には、根元ぎりぎりで切り取らないで根元から10〜15mm前後の所で切るようにします。
     (自家栽培等泥付きの物の場合は泥付きの状態で切るようにします。)

(2) 佃煮のパッケージ等底の浅い(10mm前後)硬いプラスチック容器に輪ゴム2本を平行に掛けて、2本の輪ゴムの間にネギを立てるようにセットして、根を容器の底に這わせ、容器に水を張ります。
     (輪ゴムでネギが倒れないように垂直に支えます。従って輪ゴムを掛けても変形しない底の浅い硬い小さい容器が必要で、佃煮のパッケージが使えます。水を張った状態で少しネギの頭を水の上に出すようにセットしますが、泥付きのものは泥付きのまま行います。)

(3) 最初は雑菌の繁殖を防ぐ為に直射日光の当たらない所に置いて、1日1回水を取り替えてやることを繰り返しながら、切り口断面中央が伸びて青い(緑色)芽が出てくるのを待ちます。
     (水を取り替えないと雑菌が繁殖して腐りやすくなります。)

(4) 3日から5・6日位で切り口断面の中央部分から幾つか(1から3個)の芽が成長してきているのが確認出来、根がむしりとられたものでは根が生え出して来るのが確認出来ます。
     (芽が複数個出てもキャベツの時のような分割は出来ませんのでこの時点では「1:1再生」となりますが、土に植えて十分大きく成長させれば自然に分離し始めます。ス−パーから買った「白ネギ」や「博多ネギ」では芽や根が出て来ないものが1・2割位出ましたが、収穫出荷されてから水も遣らず冷蔵庫の中で長く保管している間に根や根元部分が死んでしまって水分吸収しなくなってしまったものと思われます。)

(5) 芽が1cm位の長さの青葉にまで成長した所で、鉢植えにします。
     (根がむしりとられていたような「白ネギ」では最初に芽が出始めたかなという段階で一旦根を生やすことに集中するので芽の成長が止まったかのような日にちが入りますが、芽が成長して青葉らしき事を確認できる4・5mmの段階で、窓辺に置いて直射日光にさらすと成長が早まりますが、水温も上がり雑菌が繁殖しやすくなりますので時間を限ってさらすとか水の交換頻度を上げるとかすれば良いようです。)

(6) 鉢植えの土は水はけの良い乾燥したらさらさらする砂が良く、如雨露(じょうろ)で1日2・3回水遣りをしますが、雨予想の前日等に植え付けてやり、乾燥を避ける為に最初の3・4日は日陰で風通しの悪い所に鉢をおきます。
     (雑草等を燃やして出来た灰を根の周辺にまぶして、元の切断面が土から顔を出すように植え付けると、灰の効果か成長が促進するケースも有ったが、灰が粘土のようになってネギ表面を覆い水はけが悪くなって腐ってしまうケースも有ったので、水はけの良いさらさらになる砂の方が良さそうで、灰を与えるなら鉢植えした後の土の表面にパラパラと撒〔ま〕く程度に止めておくのが良いようです。「博多ネギ」15本位を根に直接灰をまぶす形で植え付けた場合、青葉3・5cmまで成長した段階で全て枯れてしまいましたが、日を改めての再挑戦で灰を全く与えないで鉢植えし、日没前の西日が2時間位しか当たらない風通しの良くない場所に置きっぱなしにしたものは元気に育ち、2・30cmに伸びた段階で地表上2・3cmの処を鋏みで切断する形で収穫、そのまま水遣りだけは続けていると何度でも再生成長し直して来ます。)

(7) 乾燥しにくい(日陰で風通しの悪い)所に置いている間にも、青葉が成長しているようでしたら根からの水分吸収が十分行われている証拠で、成長を早める為に青葉の長さが1.5cm位に成長していれば日の当たる所へ鉢を移動させて遣ります。

(8) 日の当たる所で青葉の長さが4・5cm位にまで成長してきたら、畑そのものや畑として使える庭が有る人は鉢植えから植え替えをしてやります。

(9) 畑への植え替えには鉢の中身がすっぽり入る幅以上の溝穴を、根深種では30cmの深さに葉ネギ種では鉢の中身がすっぽり納まる深さに掘って灰や肥料を入れておき、次に鉢の縁に沿って鉢と中の砂の境界に直定規のような物を差し込んでいき鉢と中身が分離しやすくした上でネギを傷めないないように手をあてがいながら鉢を逆さまにして中身を取り出し、掘った穴にそのまま埋めてやります。
    (鉢の中の砂が乾燥していると、逆さまにした時に崩れやすいので適度の水遣りをした後に行います。根深種では15cm位に伸びた段階から成長に従い時々砂掛けを施して土に埋もれている部分を増やしていき、「白ネギ」特有の白色部分が多くなるように栽培します。複数個並べて植え替えする場合、離して植える必要は無くくっつけても構いませんが1列になるようにします。)

(10) 畑への植え替え後は1日1回の水遣りをしますが、「葉ネギ種」は浅く植えているので如雨露(じょうろ)でも構いませんけど「根深種」は根が深い位置に有るので杓(ひしゃく)で水をネギの根元に1本1本掛けて行くほうが必要水量が節約できて効率的です。
      (日照り状態の日が長く続いている場合は日焼けを防ぐ意味で「根深種」でも時々如雨露(じょうろ)でネギ全体に水を掛けてやる方が良いかも知れません。)

(11) 追い肥する時は5・6cm離れた所に直径4・5cmの深さ6・7cmの穴を開け肥料を入れて柄杓(ひしゃく)で水を入れて土に染(し)み込ませた後、土でその穴に蓋をして置きます。
      (畑への植え替え時に肥料を施せなかった場合や追い肥することを考慮すると、くっつけて植えるよりも1本1本15cm位離して1列に植えていった方が良いようです。)

(12) ネギの先端に玉のような花の集合体?が出来始めたら、食用収穫を停止して種の収穫終了まで待つ。
      (花が放射状に球形をなし、一つ一つの花の中に1個の黒い小さな種が出来るから、玉全体では無数の種を収穫出来る。
       黒い種がこぼれ落ちそうにまで開いたら、鋏みでネギの先端でこの玉を切り離し、箱の中で玉を手で揉んで種を分離させ、ふるいに掛ければ良い。)

(13) 場所を変えて下肥料を与えながら、植え替えしてやる。
      (植え替えする場所を耕し、雑草を取り除き、殺菌の為土表面に石灰を撒いて2・3日放置、再度耕して石灰が地中に行き渡るようにし、その後1列の深い溝を作る。
       溝に下肥料を施し、その上に数cm土を被せてから種を収穫した後の植え替え用ネギを掘り起こしてこの溝に並べて行く。
       土を被せて溝の部分が逆に畝〔山の尾根のように盛り上がらせる〕になるようにする。)



----  続く (請うご期待!) ----


あとがき

根付きネギ1本から1個取れるとして、根が死んでいなくてうまく成長させられてクロ◆ーン再生出来たとしたら「1:1再生」出来ることになり、実際15本中12本再生に成功した鉢植えのままの「博多ネギ」の方は上記したように取りあえず何度でも収穫出来ていますが、実家の自家栽培の「白ネギ」再生は6本中5本を畑に戻して内1本は殆ど再収穫出来る所まで大きく成長していたのに、水遣りや雑草取りなどの畑管理を忘れて放ったらかした所、途中で枯れて消滅してしまい再生実験でない元元の栽培分も含めて全滅してしまったが・・・。
     (共に地下茎で繁殖力の強い「杉苗草」〔水辺では蛍がよく止まっており正式名は「蛍草」とか他の呼び方かも知れませんが、一見杉の葉の形にも見えるので当地ではこう呼んでいる?〕や呼び名不明の「○○草」〔大きくなると稲の葉のような感じですが、土から顔を出す頃は固く鋭く尖っており手に突き刺さるくらい)は発熱性が高く、これらが生えている所の土は根のある地下深くまで手で触ると熱を感じてビックリするほど暖かいが、この熱が野菜の生長の適温にとってダメージになるようで、他を駆逐して自分だけ生き残るよう雑草の自然界における生き残り戦略なのかも知れません。)


実際のところネギ栽培の経験も浅い体当たり実験記で、現在進行中ですが特に根の死んでない自家栽培物や博多ネギの
クロ■ーン再生は再収穫までうまく行き着けるようです。

上記収穫した種からの栽培にはまだ成功していません。
     (種を撒く時期の問題や、水遣りなどの手間の手抜きなどが原因かも・・・?)


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