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品揃えに異論    v6.00 (2010/02/03)


買いたい物が置いてない!、品揃えに異論有り

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本 文

不景気で物が売れないとか、売り上げが伸びないとか嘆(なげ)く前に、客の求めている物が揃(そろ)えられているか、独りよがりの品揃えになっていないか、変に狙い過ぎて実際の客層とズレていないか、検討されるべきでしょう。

「不景気で物が売れない」と言っても、確かに不景気になれば買う側では収入が減った分今までよりは財布の紐(ひも)を締め、不要不急の物・贅沢な物を買い控え、多少不便でも今取り敢えず使えている物は買い換えを先延ばししようとか、買うにしても少しでも安く買える所で買おうと、行動パターンが変化するのは事実ですが、そういうハードルを越えてせっかくいざ買おうと思っても、買い物に行った店の品揃えがこちらの希望とミスマッチしていて、買えずに手ぶらで帰って来てしまう事が多くなりました。

近所の商店街の一翼を担っていた電器屋さん、金物屋さん、魚屋さん、八百屋さん、雑貨屋さん、文房具屋さん、本屋さん等小規模小売店が郊外型大規模スーパーや全国展開チェーン店等に客を取られ、廃業に追い込まれてあちこちの商店街がシャッター通り化してしまったのは困った事です。

若い人は、自転車なり車なりを使って郊外型店に買い物に出掛ける事が出来るからまだいいですが、これらを利用出来ないお年寄りは自分の足で歩いて行ける範囲にお店がないと買い物も出来ない買い物難民となってしまいますし、何とか行ける範囲にあったとしても例えば重い野菜(キャベツ、大根、カボチャ等)は持って帰る苦労を考えると買いたくても買うのを諦めてしまう事が多いそうで、お年寄りの食生活に偏(かたよ)りを生じさせてしまっています。

普段自転車に乗って安い物を求めて幾つかのスーパーをはしごして買い物している若い人であっても、スーパーまでの距離が遠ければ、雨交じりの天候が悪い日となれば距離の遠いスーパーへは出掛けるのを止めがちで、近場の歩いて行けるスーパーだけにして置こうとか、土砂降りだから外出は全く中止しようとかになったりしてしまいますから、こういう足下の悪い日は遠い位置にある店ほど販売機会を失なっている事になるでしょう。

又、昨今のゴミ減量エコを錦の御旗に行政がしゃしゃり出て「レジ袋無料配布廃止、有料化」をスーパーやドラッグストアに押し付けている地域がありますが、無料で折角の自店の店名入りレジ袋を持ち歩いてくれる所謂「歩く広告塔」のチャンスを失う他、買い物袋を持たずに外出した場合は帰りについでに寄って買って帰ろうかという「ついで買い」の行動を抑制させがちだし、結局買い物袋を持って「買い物に行くぞー」と意気込む日にしか立ち寄らなくなり、それだけ自店への来店機会を自ら減らす行為で、積もり積もって「ついで買い」売り上げを減らす事に繋がっているでしょう。
    [そもそもレジ袋は、行政が考えている程無駄にゴミ化されている訳ではありません。
     殆どの家庭ではゴミ箱の汚れ防止とゴミ捨てし易さを兼ねて、ゴミ箱の内側にカバーのようにレジ袋で覆(おお)い、そのレジ袋内にゴミを捨て、ゴミが溜まったらレジ袋の持ち手部分を縛り合わせて、大きなゴミ出し用ゴミ袋に入れて行き、ゴミ出しの日にゴミ出ししています。
     「レジ袋無料配布廃止、有料化」地域ではレジ袋の代わりに袋詰め場所で魚・総菜煮物等水気の出易い物を入れる為に備えてある無料で貰えるポリ袋を多めに貰って帰り、ゴミ箱の内側カバー用に使われているようで、「レジ袋無料配布廃止、有料化」してからそのポリ袋の消耗度合いが高くなったそうです。
     筆者も最初の頃は買い物用の「専用買い物袋」を1つ持ってスーパーへ出掛けていましたが、3・4軒スーパーをはしごしてそれぞれの店で大量に買う事が多く、1軒目のスーパーで「専用買い物袋」が満杯になってしまって、結局2軒目以降は袋詰め場所に置かれている段ボール空き箱に入れて持ち帰らざるを得なくなってしまう事がよくありました。
     牛乳パックのような冷えた物を入れた時はそれが汗をかいて「専用買い物袋」が濡れたようになってしまうし、魚・総菜煮物等水気の出易い物ではそれを無料ポリ袋で入れてもそれらの汁が外にこぼれて「専用買い物袋」を汚してしまう事もあり、そういうものを買う日や雨降りの日等は特に「専用買い物袋」を持ち歩きたくなくなってしまい、今では「専用買い物袋」は家に置いたままで使わなくなってしまいました。
     「ついで買い」・来店客数を増やしたければ、行政に踊らされず勇気を持って無料レジ袋を復活すべきでしょう。]


《 買いたい物が置いてない!、品揃えに異論有り 目次 》

【 道具類('10/02/03) 】

【 衣料品('10/02/03) 】

【 書籍(予告) 】

【 食料品(予告) 】


道具類('10/02/03)

品質の良いことで評判の老舗と言われる所のこの道何十年の熟練の職人の手で製造された道具には、使い心地・耐久性・その道具を使った結果の仕上がり具合等、結果的に安くていい買い物をしたと言う結果に結び付くことが多い。

ところが、昨今は不景気で今までの技術を生かして畑違いの分野の製品を手掛ける所が出て来たり、人件費が安いからと中国等で見よう見まねで真似させて作らせた物を輸入して販売したりなんていうケースが増えちゃった為、形は似ているが「これを使って作業したことがあるのかいな、こんな作業のしづらいものを作りやがって、指を痛めてしまったじゃないか」と疑問を感ずるような欠陥品(植木枝切り鋏)が堂々と金物屋で売られていたり、値段的に高目に属するものを選んだから長持ちするだろうと思って買ったが、使ってみたらすぐ歯が欠けてしまった鎌(かま)とか、如何になんちゃって商品・欠陥品・
粗悪品の多いことか、これらの大氾濫にご用心。

一見外観的に問題無く使えそうに見えても、安く上げる為に耐久性の無い材料(質)を使って後は野となれ山となれと一時の稼ぎに目が眩(くら)んでしまう業者(製造者・販売者共)、畑違い分野や未経験製品を背に腹は代えられないとばかり経験不足もなんのそので金になるならと見よう見まねで作って納入する製造業者、それを承知の上でそんな製造者に発注委託した品物を平気で販売する販売業者、そういう実態を知ってか知らずか卸業者の持って来るものを盲目的に陳列しているホームセンター・小売店にも困ったものです。

第2次大戦後間もないという頃なら喰うためにと雨後の竹の子のようにこぞって色んな人が参入して来て、結果いい物も悪い物も混在して出回ったというのは仕方の無いご時世と言えるが、日本は既に先進国の仲間入りをして過去には「ジャパン・アズナンバー・ワン」とか「世界第2の経済大国」とまで言われ、日本製品の品質の良さから海外から羨(うらや)ましがられ目標にもされ、各業界が成熟するに従ってある程度以上の水準の製品しか出回っていなかったのに、今やグローバル化の名の下に終戦直後の日本並の製品水準にしか達していない後進国からの安い品物が氾濫してしまって、物を安心して買えない終戦直後のようなご時世となってしまいました。
   [日本初の100円ショップが出来た当時は、多分本来なら何百円もする物がメーカーや卸業社の在庫処分で持ち込まれた物を買い叩いていたディスカウント・ショップが百円均一を謳い文句に始めたんだろうと思いますが、そういうケースなら意外なお得感と掘り出し物に出会えるワクワク感がありましたが、チェーン展開して大量調達が必要となった途端中国や韓国製造で安かろう悪かろう品の品揃えに成り下がり、今じゃ値段相応の品揃いになってしまっている上、一発屋的な企画商品のオンパレードで一旦それが品切れになったら2度と同じ物が入って来なくなっているのは残念な事です。]


「安物買いの銭失いにはなりたくないので、少々高くても
この道何十年の熟練の職人の手で製造された道具を使いたいなー」と思っても、そういう物をも揃えている専門店を滅多に見掛けなくなり、どこもかしこも中途半端な品揃えの店ばっかりとなってしまったのには困った事です。

以下に気が付いた点(物)について無作為に取り上げています。

【 植木枝切り鋏 】

数mm径の木の枝を切り落とす、植木の剪定作業に使う枝切り鋏の中には、鍛冶屋なら何処でも作れるだろうと、今までに枝切り鋏を全く作った事も無い所で作らせてしまい、しかも試し切りもせずに出荷してしまったんだなと認めざるを得ない欠陥品があります。

枝切り鋏は、数mm径の木の枝を切り落とす時に結構力が必要なので、いわば両手で使う為に所謂片手で紙などを切るのに使う「西洋鋏」の指を差し込む部分を50cm強の2本の握り易い棒に付け替えたようなものですが、2本の棒部分をそれぞれ片手づつで持って両腕で力を入れてガシッと切る時に、2本の棒の相対関係が悪いと握った手の指をこの棒で思いっ切り挟んでしまい、指を怪我(けが)してしまいます。

鋏先端部が閉まった状態で、棒部分を握った両手の指が接触してしまう欠陥品が売られています。


【 鋸鎌 】

草むしり作業でよく使われる鋸歯が付いた鎌で、ちょっとした根や竹も鋸歯だと切断出来るので重宝する鎌ですが、外観上は平板の鉄板から打ち抜いて加工すれば簡単に出来そうなのでそのような加工設備を持った鉄工所なら何処でも作れるだろうと、今までに鋸鎌を全く作った事も無い所で作らせてしまい、しかも十分な耐久力チェックもせずに出荷してしまったんだなと認めざるを得ない欠陥品があります。

ホームセンターの鋸鎌コーナーでは、中国製の100円以下で買えるものから国産の1000円を超えるものまで陳列されていますが、さすがに100円以下の物は安かろう悪かろうで耐久力も無そうに感じられたので選ばず、耐久力の点で値段の高目のものの方が良かろうと、一番幅広く品揃えしていたメーカーの600円台の製品なら「焼き入れ焼き鈍し」(鋼に硬さや粘りを与える熱処理で刀作りでは必須の処理)してあるんじゃないかと期待して買いましたが、何と買って来て使用1日目にすぐ歯こぼれしてしまいました。

何十年も前に家の親が金物屋から買って一度も歯こぼれせず、今だに使い続けている古い鋸鎌があるというのに、買って来て使用1日目にすぐ歯こぼれしてしまうなんて、同じ使い方をしていてこの耐久力の違いは何なんだ、金額的には「高級品の下か中級品の上」に属する筈が外観だけ似せた「なんちゃって道具」・欠陥品かいなと腹立たしい限りで、本物の鎌職人の手作りならおそらく渾身の1種類しか作ってないだろうに、1社で何種類もの鋸鎌を出していると言うことは道具としての必要十分条件を満たす製品作りよりも「売り易さ・売らんかな」を主眼として「品質的に問題があっても客が安い物を求めるなら、客の買いたい値段で出せる程度の物、もっともらしい勿体(「ステンレス製」とか各種の売り文句)を付けて買う人の気をそそる物を供給すればいいじゃないか」という体質の会社(メーカー)で、実際には中国辺りで作らせた未熟な道具だったか・・・。

太さ1cm前後の竹や雑木の根切り等に使う鋸鎌は、鋸部分の目が細かい所謂「小目」タイプの製品でないと歯こぼれしてしまいます。


―― 続く(増補改訂に乞うご期待) ――



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衣料品('10/02/03)

昨今の食糧事情や栄養状態が良いせいか、子供たちの世代は親の体格(身長・体重)を超える場合が殆どで、服のサイズも親の世代は「S/M/L」で良かったのが、今の子供たちの世代では「M/L/LL」へと移行しているようです。

だからと言って、売れ筋だからと「M/L/LL」サイズの品揃えしかしないのでは、「S」サイズの人たちへの販売機会を失するでしょう。

高齢化社会と言われながらも、高齢者向けの品揃えをしたお店が殆ど無いことには困ったものです。
   [年を取るにつれて関節の隙間が詰まっていくようで、高齢者は若い時よりも身長が縮んで来ますから、身長的には10cm前後縮むのも珍しくないようですが、横幅は太った分「ずんぐりむっくり」体型になってしまいます。
    昔なら、何処の家庭でも一通りの裁縫技能を母親が持っていましたから、多少の寸法直しをやって家族個々の体型に合わせるのが普通でした。
    そのような母親も年を取って視力が衰え、針に糸を通せなくなると裁縫しなくなり、若い人はと言えば特に裁縫に興味がある人以外は今や滅多に裁縫をしないので、寸法直しもしなくなってしまいました。
    Sサイズ世代の親が入院することになって、Sサイズが無くてとか何とかSサイズがあったけど横幅や袖丈が合ってないとか年寄り臭い柄が嫌だとかで、何とかパジャマを買って来たがサイズや好みが合わず、親から喜ばれなかったというケースが多くなっています。
    高齢者だって若い人ほどには頻繁に買わないにしても、買いたい時があるのに若い人に照準を合わせた品揃え(サイズ・柄)しかしていない店ばかりになって、買いたい物が置いてない為に買わずに帰って来てしまう事が多くなりました。]



―― 続く(増補改訂に乞うご期待) ――



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