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写真印刷    v6.00 (2007/05/27)


パソコンで写真印刷するには

写真というとフイルム・カメラの時代は、カメラ屋さんに写し終えた銀塩フイルムをDPE(現像・焼付け・焼き増し)に出し、紙焼きした仕上がり写真やカラースライドを受け取っていたものでした。
参照: トニックス トップ>リサイクル>フイルムカメラのコツ 

この時撮影条件が悪かったり露出を間違えてた場合に現像で露出補正をお願いしたり、焼き増しで明るさ補正やトリミング(紙焼き範囲部分指定)加工を依頼したり、古い紙焼き写真からネガの復元依頼等、お金が余分に掛かる場合もありますが依頼する事が出来ました。

今やデジタル・カメラ(デジカメ)とイメージ・スキャナの低価格化、普及で自宅のパソコンでこのような事が簡単に行えるようになりました。


一般論として写真データー類は取扱情報量が非常に多い為、ハードディスク空き容量・RAM容量(メモリー・エリア容量)・CPU処理速度等で余裕のある高性能パソコンを要求しがちですが、より時間が掛かる事をいとわなければ既に購入してある古いパソコンでも対応出来ます。
   (デジカメの低精細モード写真では処理時間にストレスを感じる事はないでしょうが、イメージ・スキャナで紙焼き写真を取り込んで処理する時にはちょっと感じるかも知れません。)

写真を印刷するのに使うカラー・プリンタはインクジェット・プリンタを使いますが、初期の年賀状カラー印刷・多色刷り文書印刷時代は3色カラー・インク・カートリッジ機でしたが、デジカメの低価格化で写真入り年賀状印刷需要が増え、綺麗な写真印刷対応機は5色カラー・インク・カートリッジ+黒インク・カートリッジ1色の6色インク機に変化し、今ではインク・ノズルの微細化で分解能を向上させたより綺麗な写真印刷対応モデルへと変化、更にはデジカメを直接繋いでパソコン無しでお手軽写真印刷が出来る機種まで出て来ました。

プリンタだけでなく写真対応のインクジェット紙を使うか、通常のインクジェット紙で印刷するかでも写真の印刷仕上がりは違ってきますから、仕上がり具合に満足出来るか手持ちプリンタで色々試してみると良いでしょう。
参照: トニックス トップ>リサイクル>インクジェットプリンタのコツ 



《 写真印刷 目次 》

【 インクジェット・プリンタで写真印刷('07/05/27) 】

【 スキャナで紙焼き写真から画像を取り込むには?('07/05/27) 】



インクジェット・プリンタで写真印刷('07/05/27)

インクジェット・プリンタの初期製品は、インク・ノズルの分解能が低く、3色カラー・インク・カートリッジでの写真印刷なので仕上がり品質が劣る傾向がありますが、ランニング・コストが低いので使う紙の大きさ選択やレイアウト選択等感覚的なものを掴む為の実験的な試し印刷には重宝します。
  (Windows95当時にマイクロソフト社が用意した「EPSON MJ−700V2C〔MS〕」プリンタ・ドライバは、殆どのEPSON製インクジェット・プリンタに対応しています。
   感覚的なものを掴む為の試し印刷には、手近なコピー用紙やテカテカしていない新聞折込チラシの裏等で、印字濃さ仕上がりが薄過ぎて実用的ではありませんが、よりインク消耗が少ない「180×180DPI」の設定でやると良いでしょう。)

そして本番の綺麗な写真印刷には5色カラー・インク・カートリッジ+黒インク・カートリッジ1色での6色インク機を使うのが良く、インク・ノズル分解能も出来るだけ高い方が良いようです。


使う用紙は、ある程度つるつるした紙でないと白っちゃけた仕上がりに見えてしまうので、「郵便局の転居届け葉書」程度以上のつるつるした表面が必要です。
参照: トニックス トップ>リサイクル>インクジェットプリンタのコツ 

 写真用紙対応の最新プリンタ・ドライバでは、分解能表示の代わりに紙質表示で分解能制御していて、高分解能印刷するには「フォトプリント紙」以上の紙質指定をしないと、綺麗な写真印刷が出来ないでしょう。


プリンタ・ドライバにデフォルト登録されている印画紙のサイズはL版で、写真対応ソフト例えば「Vix.exe」(フリーソフト)等から1枚1枚印刷出来ます。
  (写真1枚のデーター量はイラスト入り年賀状裏面データーよりも遥かに多いので、1枚当たりの印刷時間は写真無し年賀状印刷の数倍は掛かり、EPSON PM−890Cプリンタで低精細モード写真のL版印刷に1枚当たり1分50秒くらいは掛かり、枚数が多いと時間とインク消耗量も馬鹿にならないでしょう。)

写真対応ソフト例えば「Vix.exe」(フリーソフト)で、明るさ・色補正や回転・拡大縮小表示・リサイズ(サイズ変更)・トリミング(部分抜き出し)等修正加工が出来ます。

複数枚の写真を任意の大きさの1枚の紙に自由にレイアウトして印刷したい場合、そのような事が出来る機能を持ち合わせていない写真対応ソフト例えば「Vix.exe」(フリーソフト)では、ワープロ・ソフトに画像(又は図)の挿入貼り付けをして印刷すると良いでしょう。
  (「葉書作成ソフト」は、紙のサイズが葉書専用というのが殆どで自由度が無いようです。
   Windows標準搭載の簡易ワープロ・ソフト「ワードパッド」ではJPEGファイル〔”*.jpg”〕を読み込めないので使い勝手が悪く、市販ワープロ・ソフトの「一太郎8」や「WORD2000」、フリーソフトの「OpenOfice.org Writer」等を使うと良いでしょう。
   印刷用紙は「縦長」使用ならプリンタドライバの印刷向きは「縦」設定で用紙もプリンタに「縦置き」でセットします。
   用紙を「横置き」セットして印刷向きを「横」設定でやろうとしても出来ないワープロ・ソフトが多く、フリーソフトの「OpenOfice.org Writer」は出来ても向き変換処理の過程で何故か写真が縮小印刷されてしまうのでNGでした。
   ワープロ・ソフトではデフォルト読込のサイズから写真画像の縮小レイアウトは出来ても、拡大や回転が出来なかったりするものが多いようです。)





――― 続く(増補改訂に乞うご期待) ―――


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スキャナで紙焼き写真から画像を取り込むには?('07/05/27)

イメージ・スキャナの分解能(Resolution)が1200DPI設定でオリジナル写真より少しボケ過ぎかなという感じで、設定分解能が低ければ低い程画像表示処理時間が短くデーター量も少なくてすみますが、オリジナル写真並みの写りを期待するには事実上1200DPI以上の設定での取り込みが必要でしょう。

例えばLC版紙焼き写真のスキャナ取り込みでのビットマップ・ファイル(*.bmp)のデーター量(ファイル・サイズ)と画像表示処理時間は以下のようになります。

1200DPI取り込みで32,579KB<33MB>    (数十分)
 600DPI取り込みで 8,180KB<8.2MB>   (十数分)
 300DPI取り込みで 2,040KB<2MB>     (数分)
 100DPI取り込みで   230KB<0.23MB>  (数十秒)

  (分解能をn倍に引き上げると、データー量は〔n×n〕倍になりますが、写真サイズよりも大き目のサイズで取り込み範囲指定しますので実際のスキャン時のデーター量はこれらよりも大きく、その後のトリミング〔部分抜き出し〕で写真の余白部分を取り除いた値です。
   画像表示処理時間はRAMエリアを256MBに拡張すれば時間が2・3分の1に短縮されるようで、Win起動ドライブ空き容量が400MB〔0.4GB〕だと何倍か時間が余計掛かるようになるようです。)


《紙焼き写真画像取り込み手順》

(1) スキャナの基準点に写真毎に縦合わせ又は横合わせを決めながら、セットする。
(2) スキャナ対応の画像入力ソフト例えばWindows標準搭載の「Imaging」を起動して、画像取り込み(スキャン)指示する。
    (「Imaging」は「スタートメニュー」→「プログラム」→「アクセサリ」→「Imaging」で起動出来ます。)
(3) スキャナ・ドライバで分解能・取り込み範囲等を設定して、スキャン開始。
    (写真よりも少し大き目のサイズで取り込み範囲を指定してやりますが、取り込み範囲が写真に比べて大き過ぎるとデーター量が増えて画像表示処理時間も掛かり過ぎるようになるので、自由サイズ指定〔例えば「Custom」設定等〕で縦横幅を自由指定します。)
(4) 取り込んだ画像を改変する前に、一旦ファイル保存します。
    (画像ファイルはデーター量が大きく処理に時間が掛かりがちので、パソコンがより高速処理出来る環境を維持しておくには、余分なソフトを終了させて置く、RAM〔ランダム・アクセス・メモリー〕容量を出来るだけ追加増設し、起動ハード・ディスク・ドライブ〔IBM−PC/AT互換DOS/VパソコンはCドライブ、NEC製PC−9800シリーズ互換機はAドライブ〕を出来るだけ空き容量を大きくして置く為にデフォルトでファイル保存しがちなフォルダ〔My Dcumentsフォルダ内のMy Picturesフォルダ〕を使用せず、データ・ドライブ〔例えばIBM−PC/AT互換DOS/VパソコンはCドライブ以外のDドライブとか、NEC製PC−9800シリーズ互換機はAドライブ以外のBドライブとか〕に写真専用フォルダを作ってファイル保存するようにします。
     画像取り込みに使用した「Imaging」はデフォルトでは圧縮ファイルの一種TIFFファイル〔*.tiff〕保存ですが、トリミングや明るさ補正等加工を加えるのでファイルサイズは大きくなりますが、取り合えず非圧縮のビットマップ・ファイル〔*.bmp〕で保存して置くと加工やファイル変換に融通性のある原本データーとなります。)
(5) 取り込んだ画像を改変出来る例えば写真用フリーソフト「Vix.exe」等で、トリミングします。
    (写真用フリーソフト「Vix.exe」では、写真保存フォルダを指定して改変したい写真を個別でWクリックすると、デフォルトで必要以上に拡大表示しますので何が写っているのか分かりにくいが、先ず縮小表示させてトリミングサイズ指定をし易くしてやります。
     原写真よりも大き目のサイズで取り込み範囲指定していましたので、写真以外の余白部分を取り除いて違う名前でファイル保存します。
     明るさ等の補正が必要なら序でに行い、最終的にこれ以上加工が必要が無いとなればファイルサイズを圧縮出来るJPEGファイル〔*.jpeg〕やTIFFファイル〔*.tiff〕等でファイル保存しても構いません。
     LC版紙焼き写真を1200DPIで少し大きめのサイズで取り込みビットマップ・ファイル〔*.bmp〕として保存すると70MB前後のデーター量になり、それをトリミングで紙焼き写真部分だけに収めると33MB前後のビットマップ・ファイルになります。
     LC版紙焼き写真を1200DPIで少し大きめのサイズで取り込みTIFFファイル〔*.tiff〕保存でも55MB前後のデーター量になりますが、トリミング後JPEGファイル〔*.jpg〕保存すれば6.5MB前後にまで圧縮出来ますから、旧型パソコンでやらざるを得ない人はデーター量の少ないTIFFファイル保存→JPEGファイル保存へと進めれば処理時間ストレスが多少減らせます。
     ちなみにデジカメの低精細モード写真のJPEGファイルは70KB前後のデーター量で、これをビットマップ・ファイルに保存し直すと900KB前後のデーター量になりますが、所詮低精細モード写真はホームページ貼り付けやL版サイズ写真としての印刷には十分でも、拡大表示や四つ切等の拡大サイズ印刷すると粗〔あら〕が目立って実用にはなりません。)


                                     
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